2016年8月27日土曜日

新庄市、天童市の寺社

山形旅行3日目。鶴岡から新庄、天童に寄ってみる。
まずは新庄。駅構内にある観光協会にてレンタサイクルを借りて走る。
新庄市の南の方にある、鳥越八幡宮。

鳥越八幡宮
鳥越八幡宮の御朱印
小高い山のようになっていて、境内から新庄市内を見晴るかすことができる。

次は駅の方に向かい、新庄城址にある、戸澤神社へ。ここは藩主の戸澤家の二柱を祀っている。なんとなく東北の方は藩主などの人を祀った神社が多いような気がする。

戸澤神社
神職の人は忙しいのか、御朱印をいただこうと思ったが呼び鈴を押しても出てこず。
いったん他を回って、帰りに寄ると人がいたので御朱印をいただくことができた。

戸澤神社の御朱印
新庄城址から北東方向に戸澤家の墓所があるというので行ってみる。墓自体にはあまり興味はないのだが、墓を収めている建物がそれぞれ一戸建ての茅葺きの建物になっているのが、他にはなさそうなので、興味があった。
場所は瑞雲院というお寺の境内。ここに六棟の墓所がある。

戸澤家墓所の御霊屋
家のように大きな建物が並んでいた。中をのぞいてみると確かにお墓が建っていた。


次は天童へ移動。天童でも駅前の観光案内所で自転車を借りる。電動アシストはないが、3段変速がついているだけでもだいぶ違う。天童はどこに行こうかと思ったが、若松寺に行ってみる。地図を見ると山の端で結構上らないと行けなさそうなのが不安ではあるが。
駅から東の方へ走り、温泉街を抜けて若松寺への山道を登っていく。暑さもあるし結構しんどい。

坂道を延々と自転車を押して登り、1時間近くかかって若松寺に到着。ここは開山1300年経ち、最上観音霊場第一番札所でもある有名なお寺のようである。山からは天童市含め、最上盆地がずっと見える。天童を越えて遠くにあるのは左沢の方まで見えてるんだろうなぁと思う。
この風景で疲れも多少は癒やされる。

若松寺から見る天童市の風景

若松寺の本堂

若松寺の御朱印
若松寺からの帰りは自転車で一気に下る。10分程度であっという間に天童市内に戻る。
次は天童公園の近くにある建勲神社に行ってみる。京都にあるのは「けんくんじんじゃ」と読むがWikipediaによると正式には「たけいさおじんじゃ」読むらしく、天童にあるのも「たけいさおじんじゃ」らしい。信長の嫡流の血は京都で絶えたが、信長公の次男信雄系の織田家が天童織田家として続いたらしい。なお、建勲神社という名の神社は全国に三社だけらしい。
残念ながら平日だからか社務所は閉まっていたので、御朱印はいただけず。お詣りだけして帰る。

天童市 建勲神社
自転車で疲れたので、天童市内で見つけたホテルの玄関前の足湯で休憩してから、本日の宿泊先である、米沢まで移動する。

米沢と言えば米沢牛。牛鍋を堪能して一日終わる。

米沢牛の牛鍋







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月山、羽黒山と鶴岡市内の寺社

山形旅行2日目、鶴岡駅から出発。体の調子が悪く車を運転できないので、バスの旅である。
旅行前にバスの路線・時刻をあれこれ調べたが、湯殿山に行くのは厳しそうなので羽黒山と月山に絞る。調べた限りではあまりよくわからなかったが、羽黒山の山頂から月山の方までバスがあるようである。
なるべく時間を有効利用しようと思うと、なるべく早く出るに限る。バスの本数も少ないし。
と言うことで、鶴岡駅前6時発のバスに乗る。ほぼみんな山登りみたいで10人ほど乗る。随神門で1人降りたのみで、途中で誰も乗らず、走って行く。羽黒山を登って行き、6:50羽黒山山頂着。
霧が立ちこめていて人っ子一人いない。いや、外国人のバックパッカーが1人歩いてきて,バスに乗った。
朝の羽黒山山頂に止まる月山行きバス

バスはトイレ休憩して、同じバスがそのまま月山まで走る。連山の稜線のようなところを道路が続いており、ここを走って行く。月山8合目の駐車場に8時に到着。ここも雲に覆われており、さらに小雨が降っている感じである。
バスに乗っていた地元の人っぽい2人はレストハウスの売店の人で、バスが到着したあと店を開けていた。登山道を歩いて弥陀ヶ原の湿原の方に行く。月山中之宮である、御田原神社へ。
ここは月山登山の山の宿としても使える場となっている。山の神社なので、社殿自体は小さいが、御朱印は大きな立派なものである。

御田原神社(月山中之宮)

御田原神社の御朱印
弥陀ヶ原の湿原
月山8合目を9:30に出るバスで羽黒山に戻る。途中の道は細く、曲がりくねっているので、離合するのが大変。バスの運転手は大型バスが何台くらい向かってきているかということを無線でやりとりしてから走っていた。平日の朝だからまだ良いけど、休みの日とかは車が多いし、大変だろうなぁと思う。
羽黒山山頂に戻る。10:30頃到着。中国人の観光客の団体などもおり賑やか。出羽三山神社に行く。社殿がやたらと大きく、茅葺きの屋根が重厚である。大きな建物なので、屋根の茅葺きは1年ごとに1面ずつずっと葺き替えているそうである。

出羽三山神社 鳥居
出羽三山神社 社殿
出羽三山神社の御朱印
出羽三山神社の御朱印帳

なおここでは、摂社として蜂子神社、羽黒山東照社、天宥社の御朱印もいただける。
ここから随神門まで歩いて40分とのことだったので、歩いて下ってみることにする。石段がずっと続く。上っている人も結構いる。
だいぶ下ったところに羽黒山の五重塔が山の中にぽつんとある。

羽黒山 五重塔

さらに歩いて随神門まで下ってきた。バスの時間まであまりないのだが、五重塔の御朱印もいただきたい。ネットであるのは調べていたのだが、さぁどこでいただけるものか。
随神門を外に出て右手の方に神社の事務所のような建物がある。もしやと思いそこで聞いてみると、御朱印はこちらでいただけるという。なんとか御朱印もいただいてバスが来る5分前に随神門前のバス停についた。

羽黒山五重塔の御朱印
バスに乗り、鶴岡駅まで戻る。町に戻るとすっかり快晴である。
鶴岡駅でレンタサイクルを借りて、町をぶらぶらと走る。といいつつ、神社巡りであるが。
バスで戻ってくる時に見かけた山王日枝神社に御朱印があることを調べていたので、神社に行く。近所の人の集まりがあるみたいで、賑やかな声が聞こえてきた。

鶴岡市 山王日枝神社 鳥居
鶴岡市 山王日枝神社 社殿
鶴岡市 山王日枝神社の御朱印
次は荘内神社に行ってみる。鶴ヶ丘城の本丸御殿があったところに神社がある。庄内藩の藩主、酒井家の四柱を祀っているらしい。拝殿は三方が開け放たれて開放的な雰囲気がある。宮司さんが竹を切っていた。流しそうめんをするとか地元の人に話していた。

荘内神社 鳥居

荘内神社 拝殿

荘内神社の御朱印
他にも鶴岡護国神社とと御城稲荷神社の御朱印もあった。


鶴岡でもう1泊。名産のだだちゃ豆などを食べる。周りにもあちこち豆畑があった。
市内の白山町というところが特にだだちゃ豆の産地らしい。

だだちゃ豆
弁慶めし という名の焼きおにぎり







酒田市から出羽国一宮 鳥海山大物忌神社吹浦口之宮、蕨岡口之宮へ

7月、山形を巡る旅をした。目的地は出羽国の一宮と出羽三山の信仰の地。
まずは出羽国の一宮に行く。山形空港まで飛行機で飛び、そこから新庄まで新幹線、さらに最上川沿いに陸羽西線を通り酒田まで来た。ここで遊佐まで行く電車の時間までちょっと時間があったので、駅に近い神社に行ってみる。
酒田駅前からまっすぐ西に向かって歩くと、大きな道の交差点の角に八雲神社があった。ここは1565年に京都の祇園社牛頭天王の御分霊を勧請して天王宮を創建したのが始まりらしい。古来より天王宮には瓜科の実をお供えしており、この神社でも例大祭にはキュウリをお供えしてるらしく、神紋は五瓜に唐花であり、御朱印にキュウリの印も添えていた。
酒田市 八雲神社 社殿

八雲神社の御朱印
酒田から秋田方面へ行く電車に乗る。遊佐で下車。鳥海山の麓に広がる遊佐町の駅でもあり、駅に隣接して観光協会がある。事前にここにレンタサイクルがあるのを調べていたので、レンタサイクルを借りる。変速なしのママチャリ。
まずは蕨岡口之宮を目指すべく、自転車をこぐ。途中までは平地なので走りやすい。田んぼが広がる中を走る。神社は山の端の少し上ったところにある。さすがに変速なしの自転車では上るのが大変なので、歩いて自転車を押しながら神社までの最後の坂を上る。
神社は人気のない静かな感じである。青いアジサイも咲いている。社務所には張り紙があり「御朱印は吹浦口之宮で授与している」と。お詣りをして、写真を撮って出る。

鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮 鳥居と神門
鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮 社殿

鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮の御朱印 (吹浦口之宮でいただいたもの)
この神社の隣に龍頭寺というお寺があったので、寄ってみる。出羽路十二薬師霊場などの霊場の一つみたい。ここがおもしろかったのは、お寺の本堂の玄関口に仁王様が立っていたことである。普通は門の中にいるはずだが。しかも前掛けをしていた。御朱印をいただこうと玄関のチャイムを押してみたが、残念ながら不在のようで反応がなかった。

遊佐町 龍頭寺
龍頭寺の仁王像
次は吹浦口之宮まで自転車で行く。駅としては隣の駅の吹浦駅であるが、駅間距離がやたらと長く自転車でえいやっと走る。右手に鳥海山の大きな山を想像しながら走る。天気が悪く雲が低く垂れ込めているので、残念ながら鳥海山の上の方は全く見えず。

雲に隠れる鳥海山を見ながら走る

鳥海山大物忌神社吹浦口之宮 鳥居

鳥海山大物忌神社吹浦口之宮 社殿
鳥海山大物忌神社吹浦口之宮の御朱印

本殿が二つ並んで建っていたが、左側の建物は摂社の月山神社の本殿ということだった。出羽国では鳥海山と月山がともに並ぶような信仰の対象だとわかる。

さて、遊佐駅まで戻る。戻る途中道ばたの大きな朱塗りの鳥居があった「劔龍神社」という神社の鳥居らしい。神社も寄ってみようと思ったが、電車の時間が気になり神社に寄るのはやめてしまった。

劔龍神社 鳥居
遊佐駅で自転車を返し、明日の月山に備えて鶴岡駅まで行き、泊まる。

鶴岡駅の近くで飲みに出かける。夏は岩牡蠣が旬らしく、大きな岩牡蠣を食べて満足。

飲み屋のカウンターに並ぶ岩牡蠣とホタテ







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2016年8月11日木曜日

厳島神社と大願寺

厳島神社といえば、広島の観光名所とか、世界遺産とかいろんな紹介の仕方があるが、広島出身の自分にとっては、そもそも休みの日に家族で遊びに行くような身近な観光地であった。
大人になり、寺社を巡るようになると、海や湖の中に鳥居がある神社はいくつかあるが、社殿まで海に浮かぶような神社はなかなかないなぁということを知り、珍しく、貴重な神社だなと思った。

九州に旅行に行く途中に寄っていこうということになり、新幹線を広島で降り、船で宮島に渡る。

満潮の海に浮かぶ厳島神社の大鳥居
ちょうど何かのお祭りの日だったのか、舞台では舞を舞っていた。

国宝の高舞台での舞い

厳島神社の御朱印
厳島神社のさらに奥の方を海沿いに歩いて行くと、大願寺というお寺があった。
ここは広島出身の自分でも初めて来た。しかも日本三大弁財天の1つという(他二つは竹生島と江ノ島)。
厳島神社のすぐ近くなので、それなりに観光客は来ているが、厳島神社に比べるとだいぶ少なく、のんびりした感じ。ここは専用の御朱印帳も置いていた。
表紙には弁天様がデザインされている。買わなかったけど。

大願寺
大願寺の御朱印

五重塔を見つつ港に戻り、島を出る。

宮島の五重塔







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