この日は紀ノ川沿いの寺社を車で巡る。
まずは九度山町の真田庵から。正式名は善名称院とのこと。大河ドラマで真田丸をやっていることもあり、真田家ゆかりの地でもある九度山町も観光客が多め。
九度山の町内は狭く、駐車場もほとんどないので九度山町の役場の駐車場に車を止めて、町内まで歩く。
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善名称院(真田庵) 本堂 |
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真田地主大権現 |
寺のあちこちに六文銭の印がある。境内に真田地主大権現の神社もある。真田家の宝物の毘沙門天と真田家三代の御霊を合祀しているとのこと。
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善名称院(真田庵)の御朱印 |
ここは尼寺ということもあり、女性の方に御朱印を書いていただいた。
次は紀ノ川をさかのぼって隣の橋本市、学文路へ。国道から山の中へ入ったところに学文路天満宮がある。
道真公に直接の由来があるということではなさそう。
京都の北野天満宮を建立する際に時の天皇の村上天皇が「日本国中の一郡につき必ず一社の天満宮を鎮座せよ」と命令して創建されたという。このあたりの伊都地方でただ一社の天満宮だそうだ。また本殿は北野天満宮に向かって建てられているらしい。
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学文路天満宮 拝殿 |
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学文路天満宮 本殿 |
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学文路天満宮の御朱印 |
今度は地蔵寺(通称:子安地蔵寺)へ。大阪へ抜ける紀見峠方面に戻り、途中の山中にある。
関西花の寺第二十四番でもあり、境内にいろんな草木が植えられている。まだ3月なので少ないが、椿などが咲いていた。
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地蔵寺 本堂 |
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地蔵寺の御朱印 |
さらに紀ノ川をさかのぼり、次は隅田八幡宮へ。
石清水八幡宮から勧請された神社とのこと。
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隅田八幡宮 本殿 |
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隅田八幡宮の御朱印 |
さらに紀ノ川沿い、国道24号線をさかのぼり奈良県五條市に入り次は転法輪寺へ。
弘法大師が高野山に行く時に山人に会い、名を尋ねたら「丹生明神(丹生都比売大神)」と名乗り、山人が連れてきた白黒2犬を遣わせたのは「高野御子大神(狩場明神)」であると名乗ったそうである。(今昔物語集より)
ということで、大師と明神、仏と神が共栄する理想の仏閣として今まで続いているらしい。
境内にもその神社が建てられている。
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転法輪寺 本堂 |
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丹生狩場明神社 |
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転法輪寺の御朱印 |
ちょうど梅の季節なので、西吉野町の賀名生(あのう)梅林に行ってみる。
五條市から国道168号線を吉野の方に走り、賀名生でちょっと山道に入ると、山腹にたくさんの紅白の梅の木が植えられている。
多くの観光客が来ていた。
2万本の梅が植えられているらしい。700年前の南北朝時代から公家たちが賀名生の梅の花を歌に詠んだということで、昔から有名だったみたい。
山腹に咲く梅を対岸から眺めることも出来、なかなか良い場所だ。
ミツバチを放していたり、茶屋も出ていたりした。
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賀名生梅林 |
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賀名生梅林 |
五條へ戻り、再びお寺へ。次は吉野川沿いの栄山寺。静かなお寺である。
奈良時代に藤原仲麻呂が建てた八角堂が国宝として境内にあり、由緒のあるお寺である。
梵鐘も国宝らしい。京都の神護寺、宇治の平等院の鐘と共に「平安三絶の鐘」として知られているもので917年の製作らしい。当初は山城道澄寺にあったものとか。
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栄山寺 本堂 |
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栄山寺 梵鐘 |
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栄山寺 八角堂 |
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栄山寺の御朱印 |
最後は金剛寺。吉野川を五條市街の方に少し戻ったところの川沿いにある。
西国薬師と関西花の寺の霊場でもある。昔は唐招提寺の長老の隠居の寺だったとか。
いろんな花があちこちに植わっているという話しを聞いた。また境内に大きな白檀の木もあった。
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金剛寺 |
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金剛寺の白檀 |
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金剛寺の御朱印 |
今日はここで終わり。
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