2018年9月16日日曜日

京田辺市、城陽市の寺社

本日は京田辺市、城陽市の寺社を巡る。
近鉄新田辺駅東側にある駐輪場にてレンタサイクルを借りる。
変速なしのママチャリで1日300円と安い。

まずは南に下って近鉄の駅でいうと2番目、三山木駅近くの寿宝寺に行く。
府道65号線の北側にある。寿宝寺の目の前に「和銅四年設定 山本駅旧跡」の碑がある。これは大宝律令が制定された時に官道が整備され、和銅四年(711年)に設置された駅の1つとのこと。大変歴史が古い。
寿宝寺もそのころの704年の創建と伝わっているらしい。
境内には本堂の他に収蔵庫があり、その扉が開いていたので見てみると、なんと実際に千の手がある十一面千手千眼観世音菩薩立像が安置されていた。千手あるのは葛井寺など、例が少なく珍しい。それがあまり人のいないところでじっくり見ることができるのがうれしい。このような像があるというのを知らなかったので、驚きつつ喜んだ。
山本駅旧跡の碑


寿宝寺 本堂
寿宝寺 収蔵庫
寿宝寺の御朱印
寿宝寺を出て府道65号線を西へ。同志社大学の入り口をすぎ、京名和道の手前くらいにある大御堂観音寺に寄る。山の麓の開けたところにある。

観音寺の参道
観音寺 本堂
観音寺の御朱印
次は北上し、京田辺市の大住地区にある月読神社へ。
式内社であり由緒正しい神社である。
社務所のような建物はあるが人気はなく、御朱印はいただけなかった。
月読神社 鳥居

月読神社 拝殿
ここ大住の地は九州の大隅地方から薩摩隼人が7世紀頃に移住してきたそうである。その強度の隼人舞という踊りを大嘗祭の時に朝廷で演じたり、月読神社に奉納したりして現代に継承しているそうである。

次は木津川を渡り対岸の城陽市に行く。
鴻の巣山の麓に水度神社がある。ここは旧寺田村の産土神であり、こちらも延喜式内社だそうだ。住宅地のすぐ近くではあるが水が流れていて木々に囲まれ静かなところである。本殿は室町時代の1448年に建立されたそうで結構古い。立派な門構えもある。
社務所にて御朱印をいただく。

水度神社 鳥居

水度神社 拝殿

水度神社 本殿

水度神社の御朱印
再び京田辺市に戻り、今度は酬恩庵一休寺へ。ここは一休禅師が堂宇を再興し晩年を過ごし、遺骨もこちらに埋葬されているということで、一休寺と呼ばれている。
また一休禅師は後小松天皇の血を引くとあり、「後小松天皇皇子 宗純王墓」として宮内庁管理の札も立っている。

一休寺 山門

一休禅師墓所

一休寺 方丈庭園

一休寺の御朱印

最後に一休寺のすぐ近くにある棚倉孫神社へ。
県道から急坂を登って、山がくぼんだ所に神社がある。こちらも式内社である。本殿は桃山時代の建物とのことだった。

棚倉孫神社 全景

棚倉孫神社 拝殿
棚倉孫神社の御朱印

御朱印をいただいて今日の活動を終了。
新田辺駅近くにレンタサイクルの自転車を返却し、帰途につく。






0 件のコメント:

コメントを投稿