2017年4月9日日曜日

群馬県上野国一宮の貫前神社と山名神社

初めての北関東旅行で群馬県に来る。前日は草津温泉まで行って、温泉を堪能してきた。
この日草津温泉を出発し、高崎までやってきた。これから上毛電鉄にて富岡市へ行く。
上毛電鉄の電車。下仁田まで走る。
富岡製糸場入場券つき往復割引乗車券
富岡製糸場の入場券がついた往復乗車券があるというので、これを買って行く。今時珍しく切符に鋏を入れてくれる。

上毛電鉄の上州富岡駅に降りる。この駅にレンタサイクルがあるので借りる。
駅でいうと3つ先にある上野国一宮である貫前神社まで走る。参道の入り口からは急な階段を上る。階段を上りきったところに総門がある。総門を抜けると下りの階段になっており、階段を下ったところに楼門と社殿がある。なんともおもしろい地形にある神社である。
物部姓磯部氏の氏神である経津主神を御祭神とし531年に創建された古社。延喜式内社、名神大社でもあり国幣中社である。
現在の本殿は徳川家光公の命で建てられ、極彩色のきらびやかな感じである。

貫前神社 鳥居
貫前神社 総門
貫前神社 楼門

貫前神社 社殿
貫前神社の御朱印
富岡駅まで戻り、富岡製糸場による。貫前神社は2、3組しか訪問客がおらず静かだったが、富岡製糸場は世界遺産に登録されたこともあり、観光客がやたらと多い。みんな神社にも寄ったら良いのにと思う。

富岡製糸場
お昼を食べようと思ったがお店があまりない。駅前にあった食堂でうどんを食べる。

さて、電車で高崎に戻る。この切符は途中で1箇所途中下車ができるというので、途中で見つけた神社に寄ってみることにする。山名駅で降りる。
駅から少し歩いたところに山名八幡宮がある。参道を線路が横切る形になっていて、線路をくぐってから神社への階段を登る。
山の中程にあり境内地は広くない。本殿をぐるっと回れるようになっていて、本殿には極彩色に塗られたたくさんの動物の頭がついている。案内書きによると神を守る動物が六種もいるらしい。六種もいるのは関東ではこのお宮だけとか。
その六種は「蜃(しん)・象鼻・鳳凰・龍・貘・唐獅子」とのこと。
参道を横切る線路

山名神社 鳥居
山名神社 拝殿

本殿にある六種の動物

山名八幡宮の御朱印
この日は伊香保神社まで移動して泊まった。



大阪北摂地域の寺社(川西市~豊中市~吹田市)

この日は兵庫県川西市から出発する。
まずは電車でJR福知山線の川西池田駅へ。
駅を降りて南へ向かって歩く。住宅地を歩き、最明寺川を越えて10分弱。
鴨神社へ到着。旧石器時代からの遺跡である加茂遺跡が周りにあり、延喜式内社でもある古社とのこと。御祭神は上賀茂神社と同じ「別雷命」。

鴨神社 鳥居
鴨神社 社殿
鴨神社の御朱印
鴨神社の南側にあるバス停から川西能勢口駅までのバスがあるのを見つけ、バスで駅まで戻る。
駅から東に向かって程なく行ったところに小戸神社がある。ここも延喜式内社である。残念ながら留守のようで御朱印はいただけず。

小戸神社 鳥居と社殿
小戸神社からさらに東へ15分ほど歩く。猪名川を渡り、五月山の麓辺りにある伊居太神社まで参道を登る。伊居太と書いて「いけだ」と読む。市名にもなっている。ここも西暦390年に創建の古社で延喜式内社である。
御祭神は「穴織大明神(あやはだいみょうじん)」という呉から呼び寄せた織姫と、その技術を導入した応神天皇・仁徳天皇の三神を祀っており、三棟寄造の本殿となっている。

伊居太神社 鳥居
伊居太神社 大門
伊居太神社 社殿
伊居太神社の御朱印
伊居太神社から阪急宝塚線の池田駅まで歩く。駅に呉服神社の看板が出ているのを見つけ、駅のすぐ近くだったので行ってみる。呉服と書いて「くれは」と読む。ここも伊居太神社と同じく呉服神と仁徳天皇を御祭神としている。こちらも創建は伊居太神社と同じく古いのだが、こちらは式内社ではないみたい。
境内は広く、摂社の恵比須神社も結構大きい。呉服神社の拝殿の壁にはステンドグラスが入っていて、柱が朱塗りなこともあり華やかな感じである。

池田駅の近くにある、呉服神社の鳥居
呉服神社 社殿
恵比須神社 社殿
御朱印は呉服神社と恵比須神社の二社がある。

呉服神社の御朱印
恵比須神社の御朱印
沿線の七福神の一神として、2つ隣の蛍池駅の近くに円満寺があるので、次はそちらへ。蛍池駅を降り、駅から南側へ線路沿いに少し歩いたところに円満寺がある。静かなお寺だった。御朱印は福禄寿である。

円満寺

円満寺の御朱印
阪急宝塚線を徐々に梅田に向かって移動していく。次は豊中で降りて、豊中稲荷神社へ。昔豊中の近くに住んでいたこともあるが、このような大きな神社があるのは知らなかった。境内は広く、参拝者とか近くの公園で遊んでいる人も多く賑やか。
残念ながら神主さんが忙しくて御朱印をいただく時間がなかった。

豊中稲荷神社 鳥居
豊中稲荷神社 社殿
さて次は、隣の岡町駅へ。駅に東側にある商店街に接して原田神社がある。境内は結構広く、社殿も大きめである。

原田神社 鳥居
原田神社 社殿
原田神社の御朱印
次は東光院へ。岡町駅と曽根駅の間にあるので、原田神社から歩いて行く。線路沿いに歩いて10分弱。ここは新西国三十三箇所の第十二番札所でもあり、西国七福神の毘沙門天のお寺でもある。札所は観音霊場だが、御本尊は薬師如来だった。七福神は毘沙門天。

東光院 本堂
東光院の御朱印(薬師如来)
東光院の御朱印(毘沙門天)
次は曽根駅の隣の服部天神駅へ。駅名にある通りの服部天神が駅のすぐ近くにある。
神社の社殿の前には大きなテントの屋根が常設されているので、写真は撮りにくい。
境内隣には豊中えびす神社もある。

服部天神宮の裏側(駅側)参道入り口
服部天神宮 社殿
服部天神宮の御朱印
阪急宝塚線沿線の寺社は今日はこれで終了だがまだ時間がある。そこで吹田の方へ行く。阪急京都線・北千里線を乗り継ぎ吹田駅へ。吹田駅のほど近くにある泉殿宮へ。
創建は869年で御祭神は宇迦之御魂大神・建速須佐之男大神・住吉大神・春日大神の4神もいるらしい。境内には昔、清水が湧水し、その清水を利用してアサヒビールがビールを醸造すべく工場を隣に建てた。
ここは本殿の背後が交通量の多い大きな道路に面していて見えやすい。ちょっと珍しい配置である。

泉殿宮 鳥居
泉殿宮 拝殿
西日を浴びる泉殿宮 本殿
泉殿宮の御朱印
本日最後は片山神社へ。泉殿宮から歩いて10分ほど。アサヒビール吹田工場の向かいにある。大きな鳥居はアサヒビールが奉納したもの。ここの御祭神は素盞烏尊であり、「素盞烏尊神社」と掘られた社標もあった。
御朱印をいただいたが、お金は「受け取っていません」と丁寧に断られた。
片山神社 鳥居

片山神社 社殿
片山神社の御朱印

さてたくさん回った本日の寺社巡りもこれで終わり。

梅田に移動して飲んで帰る。
本日のお店は阪急梅田駅の阪急かっぱ横丁にある、「初かすみ酒房」へ。ここは「初霞」などの銘柄をもつ奈良の久保本家酒造の直営店。種類の多い料理が手頃な料金で楽しめる。
初かすみ酒房にて